“インディーズの登竜門”と呼ばれる田辺・弁慶映画祭で、グランプリを始め5冠を達成した映画「おろかもの」が近日公開!
メガホンをとるのは、映画「空の味」で助監督を務めた鈴木祥さんと、本作が初監督となる芳賀俊さん。
また、本作で弁慶映画賞の俳優賞をW受賞した、主人公・洋子役の笠松七海さんと兄の浮気相手・美沙を演じた村田唯さんの演技も話題となっています。
今回はそんな映画「おろかもの」のあらすじ・見どころ等についてご紹介したいと思います。
この記事でわかること
- 映画「おろかもの」の作品情報
- 映画「おろかもの」のあらすじと主要キャスト
- 映画「おろかもの」の見どころやネタバレ
- 映画「おろかもの」の主題歌とイベント情報
映画「おろかもの」の作品情報
📽️映画『#おろかもの』を鑑賞。
この作品のキャスト&スタッフには、おろかものは1人もいないチームワーク。まさにいろんな意味で邦画のアベンジャーズだ🎉👍#笠松七海 #村田唯 #イワゴウサトシ #猫目はち #葉媚 #広木健太 #南久松真奈 #芳賀俊 #鈴木祥 #沼田真隆 #SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019 pic.twitter.com/TpZMdGdptp— Cinemarche (@Cinemarche_net) July 16, 2019
映画「おろかもの」は、芳賀俊さんと鈴木祥さんのW監督による長編自主制作映画です。
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭では、国内コンペティション部門の観客賞を受賞。
また、2019年11月22日から和歌山県にて開催された第13回田辺・弁慶映画祭では、163作の応募作品の中から見事グランプリと観客賞、キネマイスター賞を獲得。
さらには、主人公・洋子役の笠松七海さんと美沙役の村田唯さんが、同映画賞の俳優賞をW受賞しています。
なお4月7日に予定していた単独試写会は、新型コロナウィルス感染拡大の影響により中止になりました。
作品情報
作品名 | おろかもの |
公開 | 2020年6月5日 |
上映時間 | 96分 |
配給会社 | ― |
監督 | 芳賀俊 鈴木祥 |
脚本 | 沼田真隆 |
音楽 | 柴山明史 |
出演キャスト | 笠松七海 村田唯 イワゴウサトシ 猫目はち 葉媚 広木健太 南久松真奈 林田沙希絵 |
映画「おろかもの」出演キャスト
高城洋子:笠松七海
https://t.co/jSd5CyJURv pic.twitter.com/CJdoETG7dY
— 笠松七海 (@nanamikasamatsu) February 19, 2019
高校生の洋子は9年前に両親を亡くして以来、兄の健治と二人で暮らている。
優しく接してくれる兄の婚約者・果歩には、感謝しているけれど正直複雑な心境も。
そんな折、兄が別の女性と浮気している現場を目撃し…。
そんな洋子を演じたのは、現役の大学生でダンスを学んでいる笠松七海さん。
劇団クロックガールズに所属し、誕生日は11月10日生まれ大阪府出身です。
本作の洋子役で第13回田辺・弁慶映画祭の俳優賞を受賞しています。
2016年の映画「空の味」や2017年作「はじめてのうみ」など、若手監督作品に続々と出演中です。
深津美沙:村田唯
#SAVEtheCINEMA
ミニシアターの存続を切に願います。大切な場所、生活の上で必要としている場所です。📷「ロゴを持った写真も拡げていこう!」
よろしくお願いいたします。https://t.co/ilFdV4PrYwhttps://t.co/zCWCCXrwsF pic.twitter.com/0SDwzTDUry— 村田 唯 (@yui_murataaa) April 9, 2020
深津美沙は健治の浮気相手で、どこか大人になり切れていない様な不思議な女性。
洋子が持ちかけた”ある計画”のため、秘密の共犯関係を結ぶ。
そんな美沙を演じたのは、1988年7月12日生まれ、北海道出身の村田唯さんです。
フリーランスで活動し映画や舞台で活躍するほか、映画「密かな吐息」や「デゾレ」のメガホンをとるなど、映画監督としての顔もあります。
今回の美沙役で、第13回田辺・弁慶映画祭の俳優賞に輝きました。
榊果歩:猫目はち
監督作品 映画「突き射す」撮影おわりました。みんなありがとう pic.twitter.com/JJYpdG2WUg
— 猫目はち (@HachiNekome) March 8, 2019
健治の婚約者で、洋子の事も実の妹の様に接してくれる。
そんな果歩役を演じた猫目はちさんは、俳優のほかイラストや音楽、監督と様々な角度から映画製作に参加しています。
監督として初作品となる2018年の映画「つま先だけが恋をした」以降、2019年「突き刺す」、「花に問う」の連作でメガホンを取りました。
俳優としては、2017年の映画「退屈な日々にさようなら」で、世話焼きの女房・星千代役。
また、2019年の映画「どうしようもない僕のちっぽけな世界は、」では、のりな役などを演じています。
高城健治:イワゴウサトシ
おわり。終日ずっと同じロケ地でした。現地に着いて気付いたけど7年くらい前にいちエキストラとして参加した映画と同じお店でした。期せずしてその頃を思い出して…寒気の演出も相まって…同じ景色がぐるぐる巡ってるようで意外と環境も仲間も変わっとるなぁ〜と感じたのデシタ。哀嬉し秋。ビア飲も。 pic.twitter.com/B3xW09SNCF
— イワゴウサトシ (@iwa5_3104) October 21, 2018
9年前に両親が亡くなってからは、妹・洋子の親代わりのような存在。
果歩と婚約中にもかかわらず、美沙と不倫関係にある。
そんな高城健治を演じたのは、俳優のイワゴウサトシさん。
1983年9月28日生まれ、大阪府の出身です。
2018年の映画「カメラを止めるな!」の黒岡大吾役を演じ注目されました。
その他の出演作に、2017年公開の映画「尊く厳かな死」や中川駿監督作の「カランコエの花」、自主制作映画の「怪獣の日」等に出演しています。
小梅(シャオメイ):葉媚
この投稿をInstagramで見る
中国からの留学生で、洋子の友達・小梅(シャオメイ)を演じたのは、モデルとしても活躍する葉媚さん。
8月20日生まれ台湾の桃園市出身です。
2017年の映画「ゾデレ」で、初主演&映画デビュー!
主演を務めた2018年の映画「ビューティフル、グッバイ」では、門真国際映画祭の最優秀主演女優賞にノミネート。
鯨岡弘識監督の映画「メイリンの決めたこと」でも、そのキュートな演技を披露しています。
倉木宗介:広木健太
この投稿をInstagramで見る
倉木宗介役の広木健太さんは、1984年1月21日生まれ群馬県の出身。
主に舞台と映画で活躍する俳優です。
広木さんが主演した映画「マジ!?」では、ゆうばり国際映画祭2009のオフシアターコンペティション部門に入選。
また、映画「悲しみのよろこび」や「夜明けの前」で主演を務めるほか、村田唯さん主演作「密かな吐息」にも出演しています。
吉岡秀子:南久松真奈
この投稿をInstagramで見る
吉岡秀子役の南久松真奈さんは、神奈川県横浜市出身の女優です。
30歳過ぎから活動を開始し、演劇ユニット「南久松」を作ります。
2013年に初公演した「月と鏡」では、サニーサイド演劇賞を受賞。
近年の出演作は、2018年公開の映画「恋愛依存症の女」、2019年の映画「向こうの家」など。
また「カメラを止めるな!」で注目された、上田慎一郎監督作品の「スペシャルアクターズ」にも出演しています。
安達真奈美:林田沙希絵
鶴田法男監督が、私をご紹介下さってます。
嬉しい。
FBやってらっしゃらない方もご覧頂けます!!
【林田沙希絵FBページ】https://t.co/cGpSbNCP3N pic.twitter.com/7LgqHCvEYZ
— 林田 沙希絵 하야시다 사키에 Sakie Hayashida (@HayashidaSakie) August 22, 2015
安達真奈美を演じた林田沙希絵さんは、1982年11月20日生まれ東京都の出身です。
2005年から舞台女優として活動を開始。
2014年には、演劇と映画の融合を目指してプロデュースユニットを立ち上げるなど、プロデューサーとしても活躍中です。
2017年に出演した映画「空(カラ)の味」では、洋子役の松七海さんや南久松真奈さんと共演しています。
映画「おろかもの」の見どころや予告動画
映画「おろかもの」の見どころ
本来なら敵対するはずの洋子(笠松七海)と美沙(村田唯)が、奇妙な共犯関係を結んでしまう所から物語が動き出します。
男性監督がメガホンをとったと思えないほど、女性の複雑で繊細な心を見事に表現した本作。
思春期の洋子と、何処か大人になり切れない美沙の二人の絶妙なバランスが印象的です。
”演じるというより役を生きている”と監督に言わしめた、笠松七海さんと村田唯さんの演技は、映画「おろかもの」の最大の見所ではないでしょうか。
映画「おろかもの」の予告動画
静かに流れる主題歌「kaleidoscope」が、どこか悲しげな印象の予告映像です。
まるで兄の裏切りにショックを受けた、洋子の気持ちを表しているようです。
こちらの予告編は、明るい雰囲気の中に洋子と美沙の絆を感じます。
映画「おろかもの」のあらすじネタバレ結末
映画「おろかもの」のあらすじ
劇場デビュー、劇場上映に直結の映画祭「横濱インディペンデント・フィルム・フェスティバル」2020 作品募集スタート! – シネフィル – 映画とカルチャーWebマガジン#横濱インディペンデント・フィルム・フェスティバル
https://t.co/pFTUEWhWwC— cinefil (@cinefil_tokyo) March 31, 2020
高校生の洋子は幼い頃に両親を亡くして以来、親代わりの兄・健治と二人暮らし。
そんな兄の健治には、結婚を約束した婚約者の果歩がいて、洋子にも実の妹の様に優しく接してくれる。
そんな折、兄の浮気現場を目撃してしまった洋子。
好奇心から浮気相手の女性・美沙に近づき責めるつもりが、兄との関係を本気だと訴える美沙に共感してしまう。
そして、兄の婚約者・果歩への不満から、悪いとは思いつつも破談にする計画を美沙に持ち掛け、奇妙な共犯関係を結んでしまった!
映画「おろかもの」のネタバレや結末
映画「おろかもの」がレイトショー公開決定!
「田辺・弁慶映画祭セレクション2020」で公開
「田辺・弁慶映画祭セレクション2020」で山浦未陽監督ら撮り下ろし新作短編も上映 #彼女はひとり https://t.co/j1LNKxiRJE
— 映画.com (@eigacom) March 28, 2020
映画祭受賞の若手監督にスポットを当てた「田辺・弁慶映画祭セレクション2020」にて、映画「おろかもの」のレイトショー公開が決定!
テアトル新宿とシネ・リーブル梅田の2か所で、6月5日から開催されます。
セレクションの為に、色調を再調整したという映画「おろかもの」。
映画祭で上映した時よりも、更にグレードアップした作品に仕上がっているそうですよ。
なお、セレクションの上映のスケジュールは以下の通りです。
- テアトル新宿:6月5日(金)、6月18日(木)〜6月25日(木)
- シネ・リーブル梅田:7月10日(金)~7月16日(木)
上映作品や時間、内容などが変更になる場合もあります。
セレクションについての詳細は、各劇場までお問い合わせ下さい。
映画「おろかもの」の主題歌
「おろかもの」主題歌「kaleidoscope」の新録バージョン「Kaleidoscope」も収録されています。配信中です! https://t.co/y0nRHw6ANc
— 映画「おろかもの」 (@orokamono_movie) April 4, 2020
映画「おろかもの」の主題歌は、円庭鈴子さんの「kaleidoscope」。
円庭鈴子さんの1stアルバム「前世界から」に収録されています。
ギターやカシオトーンを使って、主に楽曲の提供やライブ活動を行う円庭鈴子さん。
映画「幽霊たち」の音楽を担当した他、本作で美沙を演じた村田唯さんの監督作、映画「デゾレ」でも音楽を担当し、ベストミュージシャン賞を受賞しています。
映画「おろかもの」の口コミ・評価レビュー
地元の映画祭で映画「おろかもの」を観ました。よかったー
登場人物みんなそれぞれ良かったけど、同級生のメガネ女子と兄の同僚が面白くて、兄の奥さんの肝が座ってる感じが良かった。。主題歌は円庭鈴子ちゃん! pic.twitter.com/DqdotPRQBz— 宇井千晶 (@ui4888) November 23, 2019
国立映画アーカイブにて「おろかもの」観てきました!!
とてもいい作品でした~✨✨
また、ご縁あれば観たいなぁ。 pic.twitter.com/wIQ1iNBiAx— あり☆映画好き (@tyk45334) February 15, 2020
映画『おろかもの』田辺・弁慶映画祭総ナメ。総ナメもしょうがないくらいダントツの完成度だった。友情愛情を超えたアツいものを見せる映画が最近の日本ではバズるので、ぜひ宣伝とかツイッター映画界隈のインフルエンサー(映画の内容的にぬまがさわたりさん辺り)とかに上手く当たって跳ねてほしいな
— まるぢ (@chiccipiece) November 24, 2019
応援してくださっていた方、有難うございました。とっても悔しい。グランプリの「おろかもの」は温かくて豊かで渡邉も大好きな映画でした。心よりおめでとうございます、と思いました。 #田辺・弁慶映画祭 #グラグラ https://t.co/m0MwNjAGOf
— 渡邉 梨香子 (@rikakowatanabe) November 24, 2019
「おろかもの」よくぞここまでという素晴らしさ。監督が、ターミネーター2の崇拝者だけのことはあるサスペンスフルな躍動する青春恋愛映画。アクション、ホラーを愛する人は信用できる。私は、ダーティーハリーとドラキュラを参考に、ジョゼと虎と魚たちを撮りました。https://t.co/rohTEo0mV9
— 犬童一心 (@inudoisshin) February 16, 2020
映画『おろかもの』が観たい。FilmarksにClip! https://t.co/JvBLJ37U1E #Filmarks #映画 #おろかもの
— 雨宮はな (@amemiyahana) April 18, 2020
女性の味方は女性、女性の敵は女性🤡
何かを隠す為か強がりか、淡々とした喋りから味方になった途端見せる弱さとか笑顔。
言葉が少ないシーンも表情だけで話が展開されていくからすごいなぁと🥺
縁あって観に行かせて頂きました❗️
映画「おろかもの」🎬
(ネタバレしない程度に) pic.twitter.com/Sb5q9SyHQ4— マオ ZEROSTYLE (@zero_mao12) July 16, 2019
映画「おろかもの」のまとめ
神格化された母親や可愛いだけの女の子など、映画やドラマで軽視されがちな女性。
そんな彼女たちを、魂のある一人の人間としてきちんと描く事で、日本の女性に対する風潮に一石投じたかったと語る芳賀俊監督。
女性を魅力的な人物として描いた映画「おろかもの」は、2020年6月5日に公開です。