今勢いのある若手俳優、新田真剣佑さんと北村匠さんとのW主演の「サヨナラまでの30分」。
2人はドラマ「仰げば尊し」や映画「OVER DRIVE」「十二人の死にたい子どもたち」で共演しており、プライベートから仲が良いそうです。
他にも葉山奨之さんや清水翔さん、上杉柊平さんなどの個性派俳優が脇を固めます。
ヒロインはブレイク直前と言われている女優の久保田紗友さん。
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ある日カセットテープを拾った北村匠さん演じる颯汰。そのカセットは亡くなった新田真剣佑演じるアキが遺したカセットテープでした。
出会うはずのなかった彼らがカセットテープを再生する30分、入れ替わって1つの体を共有するという作品。
今回はその映画の核となる「音楽」について話題にしていきたいと思います。
映画「サヨナラまでの30分」楽曲提供アーティスト
映画の肝ともなる楽曲は誰が担当しているんでしょう?
音楽プロデューサーはandropというバンドでボーカル&ギターを担当している内澤崇仁さんという方でした。
内澤崇仁(androp) 経歴
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【 内澤崇仁 】
- ロックバンドandropのボーカル&ギター
- 生年月日:12月6日
- 出身地:青森県八戸市
- 血液型:O型
バンド内の楽曲はほぼ内澤崇仁さんが手がけています。
ボーカル・コーラス・ギター・ピアノの他多くの楽器演奏やプログラミングを担当しています。
元々は弟を喜ばせたいという気持ちから音楽活動を始めたそうです。
バンド活動以外にも柴咲コウさんや南波志帆さん、坂本真綾さんやAimerさん、miwaさんらアーティストに楽曲提供やプロデュースも行っている方なんです!
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今活動中のandrop以前には「Postman」というバンドを組んでいたそうです。
そんなPostman解散後、2008年に内澤崇仁さんを中心に佐藤拓也さん・前田恭介さん・伊藤彬彦さんと共にandropを結成し、2011年にメジャーデビュー。
2014年には目標としていた国立代々木競技場第一体育館公演を行い1万人を動員しています!
これまでに11枚のシングル、10枚のアルバム(ベストアルバム含む)をリリースしてます。
内澤崇仁が映画の音楽プロデューサーを担当するのは本作が初となっています。
「これまでに映画やドラマの主題歌などの楽曲を担当することはありましたが、今回のような依頼──色々なバンドから楽曲を募って、それを劇中のバンド「ECHOLL」の曲にアレンジする役割や「ECHOLL」全体をプロデュースするというのは初めての挑戦でしたが、すごくワクワクしました。
新田さんと北村さんの素の要素がキャラクターに反映されて徐々に脚本が膨らんでいったので、各バンドの皆さんから上がってきた曲をどうアレンジするのかイメージしやすかったです。
映画のキャラクターと一緒で、音楽における新田さんと北村さんも声質など正反対なのですがそれも魅力です。
アキのいたバンドが、颯太が加わることで前に進んでいく、新しく変わっていく、そんなメッセージを込めたバンドにしたいと意識しました。
雨のパレード「もう二度と」
雨のパレード、Dos Monosとの共作「惑星STRaNdING」で示した“ボーダーレス”な音像 https://t.co/SwqAzya5TP pic.twitter.com/7F5FQvDROK
— Real Sound(リアルサウンド) (@realsoundjp) December 12, 2019
雨のパレードは3人組の音楽バンド。
ポストロックをベースとしたアプローチを取り、バンドという形態ではありますがバンドに拘らない、バンドサウンドではないものを意識しているそうです。
「僕はこの映画で新田さんが演じるアキが想いを寄せている女性カナへ向けて贈っていた曲を書かせて頂きました。
劇中ではこの曲の演奏シーンでアキ、颯太、カナの主要の3人の心が動く大事なシーンです。
楽曲を書き下ろすに当たってアキに真摯に向き合ってキャラクターへの理解を深め、真っ直ぐで純粋で自分と仲間のことを心から信じることが出来るアキは僕自身と通ずる点がいくつかあり、かなり苦労はしましたが本物のアキが書いた様な楽曲になったと思います。
颯太役で出演してる匠海は彼が高校生の頃から交流があったので自分の書いた曲をスクリーンの中で匠海が歌ってるのはすごく不思議な感覚でした。(笑)
僕はつまらないものにはつまらないと言っちゃうタイプなのですが完成した映画を観て心から感動し、こんな素敵な作品に関わらさせてもらえたことを本当に誇らしく思いました。
この映画を観てバンド始めたいと思う子が出てきたら、それってとても嬉しいことですよね。」
odol「瞬間」
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福岡出身であるボーカルのミゾベリョウさんと鍵盤の森山公稀さんを中心として、2014年に東京で結成された5人組のバンド。
東京藝術大学が出身校である森山公稀さんがすべての楽曲の作曲をしていて、odol以外でも舞台・映像作品の劇伴・他のアーティスト等に楽曲提供もしています。
「1年前の最初の打ち合わせから、撮影やレコーディングなど何度も現場にお邪魔させていただきましたが、その全ての空間がポジティブな空気に溢れていました。
そんな中に、僕たちも身を置くことが出来て本当に幸せでした。
初号試写の際、この1年間と約2時間分の素晴らしい時間を背負って僕たちの音楽が深く大きくなっているのを感じました。
オープニングとエンドロール(そしてアキと颯太の奇跡の共演!)という、とても大切な役割を担えたことを光栄に思います。ありがとうございました。」
Ghost like girlfriend「stand by me」
Ghost like girlfriendが新曲配信、3月に東名阪ツアーhttps://t.co/y0DgE8ajsT pic.twitter.com/8BIjUMtK6H
— 音楽ナタリー (@natalie_mu) December 18, 2019
Ghost like girlfrienは、1994年7月25日生まれで淡路島出身のシンガーソングライター岡本健勝さんによるソロプロジェクト。
一見ややこしくも見えますが、バンドなどのグループではなく一人で活動するアーティストです。
西川貴教さんのT.M.Revolutionや、堂本剛さんのENDLICHERIのような感じですね。
「この度「サヨナラまでの30分」に楽曲を提供させて頂きました。
余所行きの楽曲を書く事、つまりは楽曲提供というのが人生初めてで、お話を頂いては緊張し、台本を読んでは緊張し、データを送る際にも緊張してと沢山手に汗を握りました。
でもその甲斐あってか素敵な楽曲を書かせてもらう事が出来ました。
先日の試写会では自分が参加させてもらっている事を途中から完全に忘れて魅入っていました。
映画そのものは勿論の事、流れる楽曲、キャストさんやスタッフさんも、何もかもが素敵な作品ですので、色んな部分を味わいながら是非ご覧下さい!」
Michael Kaneko「真昼の星座」
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Michael Kanekoさんは湘南生まれの南カリフォルニア育ちの日本人シンガーソングライター。
ボーカル/コーラスや作詞・アレンジなどでKan Sanoさん、さかいゆうさん、Kenichiro Nishihara、あいみょんさんなど数々のアーティストの作品に参加しています。
「画の一番のクライマックスシーンの曲を書かせていただきました。
自分のルーツでもある洋楽っぽさを残しつつ、日本のバンドが演奏しているシーンをイメージして、感動的でもあり、フェスで盛り上がりそうな曲を意識して作りました。
音楽がテーマの映画に参加できたということだけでなく、大事なシーンに自分の曲を使って貰えたことは本当に光栄です。」
mol-74「目を覚ましてよ」
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4人組ロックバンド。
2019年4月3日に、アルバム「mol-74」でメジャーデビューを果たしました。
「アキ、颯太たちのバンド「ECHOLL」の楽曲を制作させて頂きましたmol-74(モルカルマイナスナナジュウヨン)です。
僕たちにとって劇中バンドの楽曲を制作することは初めてで緊張感がありましたが、アキや颯太、そしてバンドが抱える問題や葛藤は僕たちもバンド活動していく中でどこか味わったことのあるもので、自然と曲ができました。
そんな僕たちの楽曲が「ECHOLL」の楽曲として歌われ、奏でられ、そして劇場で多くの方に届くことを楽しみにしています。」
まとめ
今回は「サヨナラまでの30分」の楽曲について調べてみました。
楽曲提供の皆さんはこの映画への思いがとっても強いようですね。
特別試写会へ行った人は「これぞまさにthe音楽青春映画!」と言っている人もいる程に、音楽の評判が良いようです。
個人的にはandropの「Ghost」が好きなので、この映画がとっても気になっています♪
ぜひ青春ストーリーの映像と素敵な音楽を楽しみに劇場に足を運んでみてはどうでしょうか!