今回は、2020年に公開されることになっているミステリー映画『罪の声』について、ピックアップしていきたいと思います。
こちらは、映画以前に原作小説のほうがとっても話題になっていました。
それもそのはず、日本を揺るがしたとんでもない事件を元ネタにしていたからです。
そんな原作小説を持つだけに、はたしてどのような内容の映画なのかが気にっちゃいます!
ということで、映画『罪の声』のあらすじやネタバレ、そして見どころなんかもさっそく見ていきましょう。
さらには、映画と原作小説とがどういった点で異なっているのかも確認していきたいと思います。


映画「罪の声」のあらすじネタバレ
それではさっそく、映画『罪の声』のあらすじ、ネタバレを見ていきましょう。
そのおどろくべき内容は、どうなっているのでしょう。
新聞記者の阿久津英士は、ある班のメンバーに選ばれました。
それは、日本の犯罪史上に残るような、センセーショナルで、未解決となっていた大事件を追っていくという、特別企画班なのでした。
当時を伝える資料などを見ながら、事件のことを調べていくことになる、阿久津英士。
そんななか、阿久津英士には不思議で仕方がないことがあったのです。
それは、犯人たちがとった、ある行動。
脅迫のためのテープに男の子の声を入れていたのです。
はたして、その意図とは、何だったというのか…?
一方で、阿久津英士とはまったく異なる職業ながらも、おなじく未解決事件に巻き込まれていく男性がいました。
京都でテーラーを経営していた曽根俊也です。
父親を亡くしていた曽根俊也は、ある日、その遺品であるテープを発見することに。
テープをさっそく再生してみると、そこから流れてきたのは、曽根俊也自身の幼少時の肉声。
なんと、そのテープというのは、あの未解決事件の犯行に使われたことで有名なものだったのでした。
こうして、方や新聞記者、方やテーラー経営者という、まったく面識もない存在だった2人は、出会うことになって、奇遇にも未解決事件に関与していくことになるのでした。
…以上が映画『罪の声』のあらすじですが、ネタバレは実際にはまだなにも分かっていません。
とはいえ、昔の凶悪事件をまったく異なる境遇の男たちが追っていくという興味深い内容だけに、俄然おもしろい結末につながっていきそうですね!
映画「罪の声」の見どころは?
映画『罪の声』の見どころは、なんといっても、2016年に塩田武士さんが講談社から刊行した原作小説。
こちらは、たちまち話題となって、ベストセラーを記録することとなりました。
その理由とは、この作品があの昭和最大の未解決事件とされるグリコ・森永事件をモデルにしていたからです。
グリコ・森永事件においても、映画『罪の声』と同じように、犯人たちが脅迫に子供の声を使っていたため、塩田武士さんはこれに着想を得たとのこと。
グリコ・森永事件にきわめて忠実な内容だったゆえに、読者たちにこれが事件の真相だったのではないかと思わせたくらいだといいます。
結果、原作小説は、山田風太郎賞を受賞したほか、週刊文春ミステリーベスト10の国内部門において1位に輝くなど、高く評価されることに。
一方、映画『罪の声』では原作小説もさることながら、キャスト陣も見どころになっていました。
なんと、人気俳優である小栗旬さん&星野源さんのダブル主演することになっているんです。
小栗旬さんは阿久津英士役を、星野源さんは曽根俊也役を、それぞれ演じます。
あいにくこの2人以外のキャストはまだ顔ぶれがあきらかになっておりません。
が、原作小説には、曽根俊也の母親、妻、娘などが登場しますから、これらをいったい誰が演じることになるのかも、今後発表されるのが楽しみになりそうですね。
映画「罪の声」の原作との違いは?
さて、実際に『罪の声』という作品は原作小説の評価が凄かったわけですが、映画版の内容と違いはあったのでしょうか…?
調べてみたのですが、根本的な部分で大きな違いはなかったみたいですね。
ただし、原作小説では、グリコ・森永事件をモデルにした未解決事件の名称は、「ギンガ萬堂事件」、そして犯人たちの名前は、「くら魔天狗」となっていました。
さらに、早いうちに、曽根俊也の伯父が事件に関与していたと匂わせるような展開になっていきます。
はたして、映画『罪の声』でもこの辺りは同じようになっていくのか、気になりますよね。
オチが原作小説といっしょになるのかどうかも合わせ、公開を期待していきたいと思います。
まとめ


映画『罪の声』は、タイトルからしてきわめて意味深な作品ですよね。
本当に曽根俊也の伯父が事件に関与していたのか、曽根俊也の肉声が使われた真相とは何だったのか、興味は尽きません。
曽根俊也もさることながら、阿久津英士の活躍にも注目しながら、映画『罪の声』がどのように展開されていくのかを楽しみにしましょう。